マンジャロのダイエット目的使用について - 後藤薬局

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マンジャロのダイエット目的使用について

こんにちは。後藤薬局です。

最近SNSやニュースで話題になっているマンジャロのダイエット目的による自費購入についてです。
ブログを書いている途中で厚生労働省から通知がありました。ブログを書くのが少し遅かった…。
自費だからと言ってなんでも出していいわけではないですからね。

今から話す内容は私の個人的な見解ですのでご了承ください。
薬剤師としてマンジャロのダイエット使用については絶対に反対です。
マンジャロは糖尿病の薬です。なので糖尿病じゃない方が使うのはどうかと…。
自費で出される方の言い分としてはマンジャロと同じ成分の薬は肥満症に対して使うことができるのだから糖尿病じゃなくても使って問題ないでしょ。ということですかね。
マンジャロと同成分で肥満症に対して適応をとっているゼップバウンドについて言われていると思うので、ゼップバウンドについてお話ししていきたいと思います。

ゼップバウンドの適応症は肥満症ですが、かなり制限があります。

肥満症ただし高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
・BMIが27以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する。(肥満に関連する健康障害の11種類:1,耐糖能障害(2型糖尿病や耐糖能異常など)、2,脂質異常症、3,高血圧、4,高尿酸血症・痛風、5,冠動脈疾患、6,脳梗塞、7,非アルコール性脂肪性肝疾患、8,月経異常・不妊、9,閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、10,運動器疾患、11,肥満関連腎臓病)
・BMIが35以上

添付文書からの引用ですがとても長いですね。
つまり生活習慣病の方で食事とか運動をたくさんやっても痩せなかった患者さんたちに使えます。といった感じです。
基礎疾患があることが大前提なのでやはりダイエットで使用するのは危険だと思われます。
そしてこのゼップバウンドは処方できる病院、医師、患者さんの要件が決まっています。要件を記載するとすごく長くなるので割愛しますが、ちゃんと経過観察できる病院で管理栄養士の元で栄養指導をしつつ、薬について熟知している専門医が、まじめに食事運動療法をしていても痩せられない患者さんに対して使うことができます。
これだけ制限をかけているのはそれだけ適切に使用しないと健康被害が出るからということです。

私個人の意見として、この件は身長制限に足りていない子供がジェットコースターに乗っているような感覚です。
極端な例えかもしれないですが、安全性が保障されていないのに使うのは予期せぬことが起きかねないと思います。

長くなってしまいましたが、マンジャロと同じ成分のゼップバウンドを肥満で使いたいときはこれだけ制限がかかっています。
美容目的で使用することは思いもよらない副作用がおきるかもしれないです。
そのため個人的にはマンジャロのダイエット目的による使用は反対です。

痩せたいのであれば運動して食事に気を付けて、生活習慣を改善していくことが一番です。
安易に医薬品に手を出すと最悪の場合命にかかわることもあるので、薬剤師が止めることができたらいいなと思います。

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